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2016年12月1日

Japan ACM SIGCHI Chapterにご参加いただけませんでしょうか

各位

ヒューマンコンピュータインタラクションやユーザインタフェースなどと呼ばれる分野で,規模の大きい重要国際会議が近年次々と日本で開催され,大成功を収めています. 2015年9月に大阪でUbiComp,同月に福岡でISMAR,2015年11月に神戸でSIGGRAPH Asiaが開催されました.今年も10月に東京でUIST,11月にも東京でICMIが成功を収めました.さらに来年3月にはTEIが横浜で開催される予定です.その他の重要国際会議でも,今後も続々と日本開催の計画があると聞いています.これらの多くは,ACMのSIGCHI等の主催・共催で開催されています.

日本では,関連する学会や研究会などが複数あり,日常の研究活動等では互いに切磋琢磨しています.しかしながら,上記の国際会議等に関しては,情報が十分には共有されていないため,もったいないことになっているのではないかと思うことがあります.これまでの国際会議では,運営にあたられた方々のご尽力もあり成功を収めてきましたが,この流れを,今後日本で開催されるこの分野の益々多くの国際会議の成功につなげて行くことが,我々の分野の世界での日本の存在感を高めるためにも必要ではないかと思います.

SIGCHIのメインコンファレンスとして毎年4月~5月に開催されているCHIも年々規模が大きくなり,最近は日本からの発表・参加・活躍も益々増えてきています.またCHIで発表された全論文を読破する日本の研究者らによる日本各地での勉強会参加者も年々増え,今年は3会場をつないで総勢約250名の規模で開催されました(http://hci.tokyo/seminar/chi2016/).こうした現状を踏まえ,日本にもSIGCHIのローカルチャプターを設立することが,この分野で活動される皆さんの利益に資するのではないかと考えました.また,こうしたチャプターを通して世界の研究発展に貢献することが日本に求められているという面もあります.そこでACMに申請をしてみたところ,過日,無事に承認されました.これまで,SIGCHIのローカルチャプターは世界に36設立されていますので,37番目のチャプターということになります.
https://www.google.com/maps/d/u/0/viewer?mid=1QZaRFo1ripgIYDvf_Y0BBovyCoc&hl=en

今後の国際会議等の円滑な情報共有を通して我々の分野での日本のプレゼンスを向上させるため,またそれに留まらず,世界の活動と日本国内の活動をうまく連携させることによって人々の平和でより豊かな生活の実現に貢献するため,Japan ACM SIGCHI Chapterにご参加いただき,一緒に盛り上げていただけませんでしょうか.ご賛同いただける場合には,お手数ですが,下のURLからご登録をお願いいたします.当面は会費の徴収を行わずに運営をする予定です.また,ご登録いただいた方の数も日本の力として示すことができますので,お知り合いの方にもお勧めいただけましたら幸いです.

また,Japan ACM SIGCHI Chapterの設立を記念するシンポジウムを,アジア各国を代表する研究者とSIGCHI Executive Committeeの代表に集まってもらい,2016年12月18日(日)に仙台で開催する予定にしております.この詳細情報は http://sigchi.jp/symposium.html に掲載しておりますので,お誘い合わせの上ぜひご参加ください.

よろしくお願いいたします.

Japan ACM SIGCHI Chapter: http://sigchi.jp/

SIGCHI Japan Chapter(通称)参加登録: Google form

北村喜文(東北大学),矢谷浩司(東京大学),坂本大介(東京大学)